新サーバ”muffin2″設置

こんにちは!システム管理係の青柳です!
先日、研究室に新しいサーバが設置されました。このサーバは、GPUやベクトルエンジンを搭載する予定で、これらを用いた研究に活用されます。
昨年度導入されたサーバ、”muffin”と大きさや形が非常に似ているため、muffin2と名付けました。(エヴァンゲリオン2号機みたいでかっこいいですね)
さて、中身を見てみましょう。メモリスロットがたくさんあります。なんと、全部で32スロットもあります。写真では8スロットにメモリが挿入されて
いますが、すでに128ギガバイトもあります。残りのスロットにもメモリを挿せば、「メインメモリ1Tバイト越え」も夢ではないですね。
これからの活躍が楽しみです。

neoSYCL公開!

こんにちは。修士2年の金子と申します。

つい先日、この研究室で独自に開発しているSYCL実装である「neoSYCL」が公開されました!

SYCLというのはKhronos Groupが策定する、ヘテロジニアスアーキテクチャのためのコードを記述するための標準規格です。
ここでも紹介されているように、SYCLの実装は幾つか存在します。
その中でneoSYCLはプロセッサとしてCPUとNEC製のSX-Aurora TSUBASA(SX-AT)をサポートする唯一の実装になっています。

neoSYCLを使うことで、SX-ATを含んだヘテロジニアスなシステムにおける処理を標準C++を用いた単一ソースのプログラムで書くことができます。
詳しくはGitHubに公開されたneoSYCLのページをご確認ください。

また私の研究では、SX-ATに加え、Intel製のField Programmable Gate Array(FPGA)をサポートするための拡張ライブラリも作成しており、今後、GitHubに公開できるように研究、実装を進めていく予定です。

B3歓迎会をしました

こんにちは。M1の石井です。
だんだんと夏が近づいてきて、パーカーを着るのか半袖1枚で行くのか悩んでいる今日この頃です。

そんな季節ですが、無事研究室配属が終わり、滝沢研にも新しく3年生3人と研究生1人がやってきました。ということで歓迎会をオンラインで行ったので、その報告です。
今回の歓迎会もオンラインでした、そろそろオフラインでやりたいですね…
新しく入った皆さんが居心地良くなるような環境が作れればいいなと思います。これからよろしくおねがいします!

COOL Chips 25においてJin が発表

こんにちは、D1のJin Yifanです。

2022年4月20日から22日にかけて、25th IEEE Symposium on Low-Power and High-Speed Chips and Systems (COOL Chips 25)が開催されました。

IEEE COOL Chipsは、1998年に開始された、低電力・高速チップとシステムの進歩を紹介する国際シンポジウムです。
本シンポジウムでは、マイクロプロセッサとそのアプリケーションの全領域における最先端技術が網羅されています。今回のシンポジウムには、世界中から研究者が参加し、ハイブリッド形式(東京会場でのオンサイトとオンライン)で行われました。
プログラムはこちらでご覧いただけます。

私はこのシンポジウムでポスター発表をさせていただきました。

実は、疫病の影響で、このような学会に現地で参加する機会は今回が初めてだったのです。
私は、多くの熱心な研究者と出会い、興味深く、貴重な議論をすることができました。

入退室管理(LINE)作りました

こんにちは、春から修士1年になりました石井です。
LINEのAPIに興味があったので、入退室管理を行える公式LINEを作ってみました。入室時間と退室時間を記録し、スプレッドシートへ反映させるようになっています。
個人的な趣味で作ったものでしたが、研究室で使わせていただけるなんてありがたい限りです。いろいろ作りたい欲があるので、これからも楽しんで何か形にしていこうと思います。

滝沢教授の基調講演や招待講演をまとめました

教授の滝沢です。令和3年度も様々な場に講演者として招待してもらいました。これも研究室活動が活発な証で、所属メンバー全員ががんばってきた成果だと思います。

講演するたびに掲載するのが大変だったので、令和3年度後半の主な基調講演・招待講演を一挙に紹介します。

  • 2021/11/26: スーパーコンピュータの現状と将来展望 @ Microwave Workshop and Exhibition (MWE2021).
  • 2021/12/08: An Update on neoSYCL @ Khronos SYCL Webinar.
  • 2021/12/09: スーパーコンピュータAOBAの運用と将来展望 @ 設立20周年記念PCクラスタシンポジウム (PCCC21).
  • 2021/12/13: One-year experience of operating SX-Aurora TSUBASA and future outlook @ 32nd Workshop on Sustained Simulation Performance (WSSP32).
  • 2021/12/16: SX-Aurora TSUBASAを中核とするスーパーコンピュータAOBAの一年 @ NEC Aurora Forum.
  • 2021/12/19: Fighting with the Complexity and Diversity of Future HPC Systems (Keynote) @ Parallel and Distributed Computing, Applications, and Technologies (PDCAT 2021).
  • 2022/01/14: SYCL programming for collaboration of x86 and friends @ The Intel eXtreme Performance Users Group (IXPUG) Workshop.
  • 2022/03/29: A data-driven approach for making better use of compilers @ Conference on Advance Topics and Auto Tuning in High Performance Scientific Computing (ATAT2022).

 

学位授与式がありました

こんにちは!

4月から、M1になる中井大貴です。

3月4日に卒業論文を提出しました。 (かなり遅い報告になりましたが…笑)

3月25日に卒業式があり、その後研究室で学位授与式がありました。

学位を頂くと、春から大学院なのかと実感しました。

春からも、同期と仲良く頑張ります。

PDCAT’21においてLiと布川が発表

こんにちは。李家豪です。

12月17日から19日にかけて、第22回国際会議 Parallel and Distributed Computing, Applications and Technologies (PDCAT) が開催されました。PDCAT は、世界中の科学者やエンジニアなどが、並列・分散コンピューティングのあらゆる分野における最新の研究や結果、アイデア、開発、アプリケーションを発表するための主要な会議です。

私は neoSYCL の性能について発表しました。

こんにちは、M2の布川です。12/17~12/19にかけて開催されたPDCATへ、Li君と共に出席してきました。
私はNEC SX-Aurora TSUBASAにおける効率的なタスクの同時実行手法について発表しました。広州で開催された本大会ですが、コロナの影響もありオンラインでの参加となりました。2022年は仙台で開催されるそうですね!

HPC Asia2022においてJinとMikeが発表

こんにちは、M2のJin Yifanです。

1月12日から14日にかけて、第5回アジア太平洋地域高性能計算機国際会議(HPC Asia 2022)が開催されました。

HPC Asia はアジア太平洋地域における HPC 技術に関する国際会議で、高性能計算のあらゆる問題に関連するアイデアや研究結果、事例などの情報交換を促進しています。第5回目となる今回の HPC Asia 2022 は、”Stepping forward to the Post Moore Era together” をモットーに開催されました。

プログラムはこちらから見られます.

当研究室では、Jin がポスターセッション #122: Memory-aware Task Mapping for Heterogeneous Multi-Core Systems でポスター発表を行いました。

Covid-19 の大流行により、「完全オンライン」形式で開催されました。ポスターセッションのためのオンライン会議システムGather townが用意され、独特な開催形式での会議に参加できたことは面白い経験でした。


 


こんにちは、Mike Zielewskiです。滝沢研究室の博士後期課程に在籍し、量子コンピューティングについて研究しています。

幸運にも、先月、アジア太平洋地域における高性能計算の国際会議(HPC Asia 2022)で研究を発表することができました。

発表の準備で大変だと思ったのは、聴衆の多くが私の研究の背景だけでなく、量子アニーリング全般についてよく知らないかもしれないということでした。というのも、量子アニーリングはまだ広く実用化されていないためです。そのため、様々な立場の方に興味を持っていただけるような発表を心がけなければならないと思いました。

今回の発表で量子アニーリングの応用を考えてくださる方がいらっしゃれば幸いです。

現在、量子アニーリングの最も効果的な利用方法のいくつかは、実際に、従来のHPCの手法と組み合わされています。今後、より成熟したHPCの技術が量子アニーリングと統合され、どちらも単独では達成できないような結果が得られることを期待しています。

卒論発表会終了

こんにちは。
最近外に出るのが面倒くさい、B4の石井です。
2月14,15日に卒業研究の発表会がありました。
先生方の助力もあり、無事発表を終えることができました。
コース内の他の学生の研究も、どれも興味深く、とても為になりました。
今年度はコロナの影響でオンライン開催。
家の中で出来るし、人前で喋ることが苦手な自分にとっては、ありがたいものです…
そんなこと言ってられないんですけどね。
これから、卒業論文の執筆作業が始まります。
提出まで2~3週間。最後まで頑張っていこうと思います!