neoSYCL公開!

こんにちは。修士2年の金子と申します。

つい先日、この研究室で独自に開発しているSYCL実装である「neoSYCL」が公開されました!

SYCLというのはKhronos Groupが策定する、ヘテロジニアスアーキテクチャのためのコードを記述するための標準規格です。
ここでも紹介されているように、SYCLの実装は幾つか存在します。
その中でneoSYCLはプロセッサとしてCPUとNEC製のSX-Aurora TSUBASA(SX-AT)をサポートする唯一の実装になっています。

neoSYCLを使うことで、SX-ATを含んだヘテロジニアスなシステムにおける処理を標準C++を用いた単一ソースのプログラムで書くことができます。
詳しくはGitHubに公開されたneoSYCLのページをご確認ください。

また私の研究では、SX-ATに加え、Intel製のField Programmable Gate Array(FPGA)をサポートするための拡張ライブラリも作成しており、今後、GitHubに公開できるように研究、実装を進めていく予定です。