研究室内での学位記授与式

こんにちは,学部4年の松瀬です.
今年も正式な学位記授与式は中止となってしまいましたが,研究室内での小規模な学位授与式が3月25日に行われました.
就職のためにすでに仙台を離れてしまった方々がいたり,写真も撮りづらい状況であったりともどかしい思いもありましたが,皆ここまで健康に研究を続けてこられたのは喜ばしいです.
僕も卒業する側でしたが,本当に楽しい研究生活を送ることができ,この研究室に入ってよかったと思えています.
僕はこのまま大学院に進みます.
今後も卒業された優秀な先輩方の背中を目標にし,また,研究室の楽しい雰囲気を受け継いでいく所存です.

授与の瞬間を写真に収められなかった方も多かったのが残念です.
卒業されたみなさま,おめでとうございます!

滝沢教授がATAT2021において招待講演

3月19日、滝沢先生が2021 Conference on Advanced Topics and Auto Tuning in
High-Performance Scientific Computing (ATAT2021)で「Offload Programming on a Modern Heterogeneous Vector System」という題目で招待講演を行いました。
台湾の国立中央大学では現地開催されましたが、日本側の講演者はオンライン出席となりました。
国際会議のプログラムはこちらをご参照ください。

滝沢教授がWSSPにおいて講演

3月18日、滝沢先生がWorkshop on Sustained Simulation Performance (WSSP)で「Evaluating and exploiting the potential of the 2nd-generation SX-Aurora TSUBASA」という題目で講演を行いました。
東北大学サイバーサイエンスセンターとドイツシュツットガルト大学高性能計算センター(HLRS)が主催するワークショップで、例年はシュツットガルトと仙台で開催されてきましたが、今回はコロナウイルス感染防止の観点からオンライン開催になりました。
ワークショップのプログラムはこちらをご参照ください。

滝沢教授が大阪大学Cyber HPC Symposium 2021にて基調講演

3月16日、滝沢先生が大阪大学Cyber HPC Symposium 2021にて基調講演を行いました。
シンポジウムの詳細はこちらをご参照ください。
発表スライドもシンポジウムのページにアップロードされています。

滝沢教授が東北大学TCPAIシンポジウムにて講演

3月8日、滝沢先生が東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター(TCPAI)シンポジウムにて講演を行いました。
シンポジウムの詳細はこちらをご参照ください。
途中でZoomの通信が途切れるトラブルがありましたが、すぐに復旧して講演を続けることができました。
発表の動画は以下のYouTubeで視聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=P2qnnQ_wQD8

震度6強の地震から一週間

どうも~日本に来てもう5年目になっているけど震度5以上の地震は初めて経験してわりと怖かった留学生のざおです。
13日夜11時頃に震度6強の地震が発生しましたね。仙台市では震度5強と5弱が観測されたようです。
翌日の朝、滝沢先生からslackに送られてきた研究室の被害状況の写真がこちらです。

(上の三つの写真)学生部屋は本棚にある本が落ちたり、デスクにあるモニターが倒れたり、引き出しが出てきたりしただけで大きな損害はありませんでした。
(下の三つの写真)実験室の方がカオスでしたね。棚に収納したキーボードが落ちてバラバラになったり、サーバーのラックがずれたりしていました。
卒業の季節で、特に卒論修論の〆切が近い時にこのような大きな地震が来るのは本当に大変なことです。
幸いなことに、研究室の全てのサーバーは昔からバッチリ地震対策しているおかげで、今回の地震で研究データへの被害は全くありませんでした。
せっかくなので、うちの研究室のメインの地震対策を紹介しようと思います。

(上の三つの写真)まずは学生部屋ですが、
・本棚の一番上の二つの段は転落防止柵が設置されていて、おかげさまで本は学生席にぶっ飛んで来ませんでした。
・今回の地震が土曜日の夜で、当時、研究室は誰もいませんでした。もしその場にいても、ヘルメットは各自の学生席付近に掛けており、すぐかぶって逃げることができます。
・発火防止のため、コンセントもきちんと整理されています。
(下の三つの写真)次は実験室ですね。
・収納用の棚は全部壁に固定されているため、倒れることはありませんでした。
・大量のサーバーがある実験室も、発火しないようにコンセントは番号で、それぞれの電流上限をきちんと管理しています。
・ケーブルなどの備品を収納する棚も、一番上の段に転落防止用の青いベルトが設置されています。
あと、写真にはありませんが、研究データはクラウドと研究室にあるNASの両方で管理されています。
研究室NASには冗長性があり、HDDの一つや二つが壊れてもちゃんとデータが復旧できるようになっています。
今回の地震で特に被害が多かったモニターが倒れることについては、今後、耐震マット・耐震ジェルのようなものを購入し、各自の机に設置する予定です。
なにはともあれ、うちの研究室において、今回の地震は人への被害がないのは一番幸いなことです。
地震から一週間が経った今、たまに余震が来るけど、みんなはもう元の通りに元気で大学生活を送っています。

Khronos Groupに参加しました

Khronos GroupはOpenGL、OpenCL、SYCLといったソフトウェア開発環境の標準規格を管理している非営利団体です。
当研究室が主導して、東北大学がKhronos Groupに学術メンバーとして参加しました。
将来のスパコンのための標準プログラミングモデルに関して、当研究室は積極的に議論に参加していきます。
当研究室で開発しているSYCL実装であるneoSYCLがKhronosのページで紹介されています。
また、HPCwireの記事でも言及されました。
 
 

A100を導入しました

どうも~A100を購入すると聞いた時の驚きが未だに消えないM1のミンルです~
とうとう、うちの研究室もA100 GPUを導入しました(。・ω・ノノ゙パチパチ 見た目からのこの輝き本当に凄いですね。
せっかくなので、既存のRTX 2080Tiを搭載したサーバーにA100を追加してみました。

 
さてさて、A100と言ったらやはりその性能が気になりますね!早速、CIFAR-100とCNNで走ってみました~
モデルの学習時間(20エポックと100エポック)は左側の図の通りです。やはりCPUより圧倒的に速いですね。
ただ、20エポックの時2080Tiより速いのは予想通りですけど、100エポックの時は逆に遅くなってきましたね。
その理由を調べるため、各ステップごとの実行時間を調べてみました。結果は右側の図の通りです。最初の数十エポックはA100の方が速くて、後ろになるとどんどん遅くなってきましたね。
その理由はですね、なんと!排熱が追いついてないんです。(悲しみ)
RTX2080Tiの方はずっと26度から40度あたりに対して、A100は34度からほんの一瞬で80度突破ですよ。(えぐい)

今回の結論としては:
A100の性能は本当に優秀だけど、良い排熱環境がないとその性能を引き出せませんでした。(涙)

HPC Asia’21において柯さんが発表

こんにちは。滝沢研M2の柯です。
1月20日から22日にかけて2021 International Conference on High Performance Computing in Asia-Pacific Regionが開催されました。
COVID-19の影響で、HPC Asia 2021はオンライン開催の形式になりました。
Session 2で発表を行いました。詳細は以下の通りです。

  • Ke, Yinan, Mulya Agung, and Hiroyuki Takizawa. “neoSYCL: a SYCL implementation for SX-Aurora TSUBASA.” The International Conference on High Performance Computing in Asia-Pacific Region. 2021. [Program]