災害発生時の緊急対応のために異種複数のスパコンを連携させる実証実験に成功しました!

こんにちは、M2の谷澤です。

先日、東北大学サイバーサイエンスセンターが中心となって実施した、『災害発生時の緊急対応のために異種複数のスパコンを連携させる実証実験』についてご紹介します。私は実験自体には関わっていませんが、成果を知って非常に興味深く感じました。

今回の取り組みでは、東北大学のAOBA、大阪大学のSQUID、名古屋大学の不老という、構成や運用形態の異なるスーパーコンピュータを連携させ、三県の津波浸水被害予測を分担して計算しました。それぞれの計算は最長でも6分以内に完了したとのことで、異なるスーパーコンピュータを迅速に活用し、防災に資する大規模シミュレーションを緊急実行できる可能性が示されました。

この成果は、実際の災害時に大規模シミュレーションをすぐに実行できる体制づくりの第一歩です。今後は、技術の改良や運用体制の整備を進め、災害時に役立つ実践的な仕組みを構築していく予定です。

私自身は直接関わっていませんが、スーパーコンピュータ同士が協力して迅速に計算を分担する様子を想像すると、防災への応用の広がりに大きな可能性を感じますね。